スマート家電が当たり前になった現代。けれど昭和の時代には、もっと“音”や“手触り”、“温もり”がある家電があふれていました。テレビからは木目のキャビネットが存在感を放ち、洗濯機は家族の成長とともにグレードアップ。ラジカセにカセットを入れて好きな曲をダビングした日々…
今回は、そんな昭和の暮らしに寄り添っていた懐かしの家電たちを特集。その魅力や当時の思い出話、ちょっとした豆知識とともに振り返ります。
1. 黒電話:ダイヤルを回すワクワク感
今ではすっかり見かけなくなった「黒電話」。受話器を取ると「ジー」という音がして、数字のダイヤルを指で回すあの動作に、妙な高揚感がありました。
特に“市外局番から始まる長い番号”をかけるとき、戻るのをじっと待つあの時間も含めて、電話をかけるという行為が“イベント”でした。
● 昭和豆知識
黒電話の正式名称は「600型自動式卓上電話機」。1960年代にNTT(当時は電電公社)によって普及が進み、家のリビングの“顔”のような存在に。
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2. 白黒テレビ:家族みんなで画面を囲んだ時代
昭和30年代、カラーテレビはまだ高嶺の花。多くの家庭で活躍していたのは白黒テレビでした。小さな画面の中に、笑いあり涙ありのドラマやニュースが凝縮されていたのです。
「8時だヨ!全員集合」や「巨人戦」を家族みんなで正座して見ていたあの光景…昭和の家庭には欠かせない存在でした。
● 昭和豆知識
1953年、NHKのテレビ放送がスタートした当初、白黒テレビの普及率はわずか1%未満。しかし1960年代には一般家庭に急速に広がりました。
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3. ラジカセ:音楽といえばこれ!ダビング文化の主役
昭和50年代の音楽ファンにとって欠かせなかった「ラジカセ」。FMラジオをエアチェックしてカセットに録音したり、友達同士で貸し借りして好きな曲をダビングしたり。
音楽を「集める・録る・聞く」喜びを一つに詰め込んだラジカセは、若者文化の象徴でもありました。
● 昭和豆知識
ソニーやナショナルなどが多機能型を次々発売。ステレオ録音、ダブルデッキ、イコライザー搭載…どんどん進化していく姿にワクワクが止まりませんでした。
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4. 電気こたつ:冬の風物詩!みかんとコタツは最強コンビ
「こたつにみかん」は、まさに昭和冬の定番風景。ちゃぶ台型のこたつに家族全員が足を突っ込み、動けなくなって“こたつむり”になった経験、ありませんか?
こたつの上ではお茶を飲んだり、宿題をしたり、雑誌を読んだり。まさに生活の中心でした。
● 昭和豆知識
昔のこたつは、電熱線がむき出しの「火鉢式」も多く、安全面での改良が進んだのが1970年代以降。ヒーター部分がコンパクト化され、より家庭向きになっていきました。
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5. 二槽式洗濯機:手間がかかる分、愛着もひとしお
昭和の洗濯といえば「洗う」「すすぐ」「脱水する」が手作業で分かれていた二槽式。水を汲んで入れたり、片方の槽からもう一方に手で移し替えたりと大変でしたが、その分しっかり洗えて、使いこなす楽しさもありました。
洗濯のたびに「ガラガラガッコン」と響く音、衣類を出し入れする母の手つき──そんな風景も、当時ならではの温もりある日常の一部でした。
● 昭和豆知識
洗濯機の普及は高度経済成長期に一気に進み、1970年代には二槽式が主流に。やがて全自動式が登場し、“昭和の名脇役”から姿を消していきました。
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6. 冷蔵庫:氷の匂い、覚えてますか?
冷蔵庫の扉を開けるとフワッと漂う独特な“氷のにおい”。昭和の冷蔵庫は今ほど静音でも省エネでもなかったけれど、どこか頼もしい存在感がありました。
アルミトレーで作った四角い氷、ジュースを凍らせたアイスキャンディー作り、霜取りが必要だった冷凍室…。そんな“冷蔵庫のある暮らし”が少しずつ家庭に浸透していったのが昭和でした。
● 昭和豆知識
最初の家庭用冷蔵庫が登場したのは1950年代。1970年代には冷凍庫付き2ドア冷蔵庫が普及し、冷蔵庫の大衆化が進んでいきました。
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小型で可愛い冷蔵庫風の小物入れや、昭和カラーのミニ冷蔵庫も注目されています。
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7. 扇風機&ストーブ:季節家電にもレトロの風情
夏には「ブーン」と低く唸る扇風機の音。風に揺れる“ひらひら”とした細いテープ(吹き流し)は、風の強さを視覚で感じさせてくれました。
そして扇風機の前で「アーー」と声を出して宇宙人ごっこ。子どもたちの定番遊びでもありました。
一方のストーブは、赤く光るニクロム線や石油ストーブのポコポコという音、ストーブの上で焼く餅やおでんの香り…五感を刺激する冬の相棒でした。
● 昭和豆知識
扇風機の“吹き流し”は「風量確認用テープ」として安全性を高めるためにも活用されていました。ストーブにはやかんを置くのが当たり前。部屋が暖まるだけでなく加湿までこなしてくれる、万能選手だったのです。
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