ドッカーン!バキューン!ドドドーン!
子供の頃、テレビにかじりついて夢中で応援したヒーローたち。鮮やかなカラーリングのスーツに身を包み、悪に立ち向かうその姿は、子供たちの心を鷲掴みにしてきました。
今回、時代を超えて愛される特撮ヒーロー番組、スーパー戦隊シリーズの中から、昭和に放送された傑作を厳選し、TOP10形式でご紹介します!
熱い友情、手に汗握るアクション、そして子供たちの心を熱く燃やした名場面の数々。あの頃の興奮と感動を、再び呼び覚ましましょう!
スーパー戦隊シリーズとは?
スーパー戦隊シリーズは、1975年に放送開始された『秘密戦隊ゴレンジャー』を原点とする、東映制作の特撮テレビドラマシリーズです。複数のヒーローがチームを組み、悪の組織に立ち向かうという、勧善懲悪のストーリーが基本となっています。
戦隊ヒーローといえば、5人組のヒーローが、それぞれの色と能力を駆使して戦うのが定番です。彼らは、巨大ロボットに乗り込み、悪の組織と戦います。その姿は、まさに子供たちの憧れでした。
スーパー戦隊シリーズは、子供たちに勇気と希望、そして仲間との絆の大切さを教えてくれる、教育的な側面も持っています。正義を貫くヒーローたちの姿は、子供たちの憧れの対象となり、社会現象とも言えるほどのブームを巻き起こしてきました。
シリーズを通して、以下のような要素が共通して見られます。
- 複数人のヒーローチーム
原則として5人(初期は3人や少数精鋭の場合もあり)のヒーローで構成され、それぞれに異なるカラーと役割が与えられています。 - 変身
特殊なアイテムや掛け声を用いて変身し、超人的な能力を発揮します。 - 共通の敵組織
各シリーズごとに異なる敵組織が登場し、世界征服や悪事を企みます。 - 巨大ロボット
中盤以降、巨大ロボットが登場し、巨大化した敵と戦います。 - 合体技・必殺技
チームワークを活かした合体技や、各メンバー固有の必殺技で敵を倒します。
スーパー戦隊シリーズは、放送開始から現在に至るまで、子供たちを中心に幅広い世代から支持を集めています。時代に合わせて変化を遂げながらも、正義を貫くヒーローたちの姿は、いつまでも人々の心を捉えて離しません。
編集部が選ぶ名作スーパー戦隊 TOP10
数々の名作を生み出してきたスーパー戦隊シリーズ。昭和という時代を彩った作品の中から、編集部が厳選したTOP10を発表します!子供たちの心を熱く燃やした、友情、勇気、そして感動の物語。時代を超えて輝き続ける、珠玉の作品たちをご覧ください!
第10位:光戦隊マスクマン (1987年-1988年)
引用元:東映ビデオ株式会社
放送期間 | 1987年2月28日 – 1988年2月20日 |
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テーマ | オーラパワー、愛 |
敵組織 | 地底帝国チューブ |
光戦隊マスクマンは、スーパー戦隊シリーズ第11作目として放送されました。「オーラパワー」を駆使して戦うという設定が特徴で、人間の潜在能力を引き出すという斬新なアイデアが盛り込まれています。
レッドマスク/タケルと、敵幹部であるイアル姫/美緒との悲恋を描いたドラマは、シリーズの中でも屈指の名場面として語り継がれています。敵味方の立場を超えた愛の物語は、子供だけでなく大人も引き込む要素を持っていました。
1980年代後半は、ニューエイジ思想や精神世界への関心が高まっていた時期であり、「オーラ」という概念も広く知られるようになっていました。本作は、そうした時代背景を反映し、人間の潜在能力や精神力をテーマに取り入れたと言えるでしょう。
第9位:電撃戦隊チェンジマン (1985年-1986年)
引用元:東映ビデオ株式会社
放送期間 | 1985年2月2日 – 1986年2月21日 |
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テーマ | 伝説獣の力、宇宙 |
敵組織 | 大星団ゴズマ |
電撃戦隊チェンジマンは、スーパー戦隊シリーズ第9作目として放送されました。各メンバーが伝説獣の力「チェンジパワー」を宿し、宇宙の平和を守るために戦います。
各メンバーがそれぞれ異なる伝説の獣(ドラゴン、グリフォン、ペガサス、マーメイド、フェニックス)の力を操るという設定は、子供たちの心を掴みました。各獣をイメージしたアクションや必殺技は、個性的で魅力的です。
敵組織ゴズマは、宇宙征服を企む巨大な組織であり、チェンジマンは地球だけでなく宇宙規模の戦いに挑みます。壮大なスケールで描かれる物語は、見応えがあります。敵幹部ブーバとシーマの悲恋や、チェンジマンたちの友情など、人間ドラマも丁寧に描かれており、物語に深みを与えています。
1985年は、科学技術の進歩が目覚ましく、宇宙開発への関心も高まっていました。また、ファンタジー作品の人気も高まっており、本作はそうした時代背景を反映し、宇宙とファンタジーの要素を融合させた作品と言えるでしょう。
第8位:超電子バイオマン (1984年-1985年)
引用元:東映ビデオ株式会社
放送期間 | 1984年2月4日 – 1985年1月26日 |
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テーマ | バイオテクノロジー、生命の力 |
敵組織 | 新帝国ギア |
超電子バイオマンは、スーパー戦隊シリーズ第8作目として放送されました。500年前に地球に飛来したバイオロボのバイオ粒子を浴びた子孫たちがバイオマンに変身し、新帝国ギアと戦います。 シリーズで初めて、2人の女性がレギュラーメンバーとして登場し、後のスーパー戦隊シリーズに大きな影響を与えました。
物語は比較的シリアスな展開が多く、特にイエローフォー/小泉ミカが劇中で戦死するという衝撃的な展開は、視聴者に大きな衝撃を与えました。
1980年代は、バイオテクノロジーが注目を集めていた時代でした。本作は、そうした時代背景を反映し、バイオ粒子や遺伝子といった要素を物語に取り入れています。
第7位:科学戦隊ダイナマン (1983年-1984年)
引用元:東映ビデオ株式会社
放送期間 | 1983年2月5日 – 1984年1月28日 |
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テーマ | 科学、夢 |
敵組織 | ジャシンカ帝国 |
科学戦隊ダイナマンは、スーパー戦隊シリーズ第7作目として放送されました。科学者を目指す若者たちがダイナマンに変身し、ジャシンカ帝国に立ち向かいます。
各メンバーがそれぞれの専門分野の科学知識を活かして戦うという設定は、子供たちに科学への興味を抱かせるきっかけとなりました。
爆薬を多用したド派手なアクションシーンは、見どころの一つです。特に、ダイナマンの必殺技である「スーパーダイナマイト」は、印象的なシーンとして記憶されています。
1980年代は、科学技術の発展が目覚ましい時代であり、科学への期待と同時に、その危険性も意識されるようになっていました。本作は、そうした時代背景を反映し、科学の可能性と向き合う姿勢を描いています。
第6位:大戦隊ゴーグルファイブ (1982年-1983年)
引用元:東映ビデオ株式会社
放送期間 | 1982年2月6日 – 1983年1月29日 |
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テーマ | 古代文明、科学 |
敵組織 | 暗黒科学帝国デスダーク |
大戦隊ゴーグルファイブは、スーパー戦隊シリーズ第6作目として放送されました。古代文明の遺産と科学の力を融合させたゴーグルスーツを身に纏い、暗黒科学帝国デスダークに立ち向かいます。
各メンバーがそれぞれ異なる古代文明(エジプト、インカ、マヤなど)をモチーフにした装備を使用している点が特徴です。
ゴーグルシーザーをはじめとするメカニックは、巨大な要塞や戦艦など、バラエティに富んだデザインが魅力です。暗黒科学帝国デスダークは、科学技術だけでなく、呪術や超能力も使用するなど、多彩な攻撃方法でゴーグルファイブを苦しめます。
1980年代初頭は、古代文明への関心が高まっており、テレビ番組や書籍などで多く取り上げられていました。本作は、そうした時代背景を反映し、古代文明の神秘的な要素を物語に取り入れています。
第5位:太陽戦隊サンバルカン (1981年-1982年)
引用元:東映ビデオ株式会社
放送期間 | 1981年2月7日 – 1982年1月30日 |
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テーマ | 動物、環境保護 |
敵組織 | 機械帝国ブラックマグマ |
太陽戦隊サンバルカンは、スーパー戦隊シリーズ第5作目として放送されました。太陽のエネルギーを源とするサンバルカンは、機械帝国ブラックマグマの侵略から地球を守ります。
スーパー戦隊シリーズで初めて、3人編成の戦隊として登場しました。 各メンバーがそれぞれ異なる動物(鷲、鮫、豹)をモチーフにしており、動物の特性を活かしたアクションが魅力です。
前作までと比べて、格闘シーンや爆破シーンなどが大幅に強化され、よりハードなアクションが展開されます。
1980年代初頭は、環境問題への関心が高まり始めた時期であり、環境保護の重要性が広く認識されるようになっていました。本作は、そうした時代背景を反映し、環境保護をテーマの一つに取り入れています。
承知いたしました。第4位「電子戦隊デンジマン」と第3位「バトルフィーバーJ」を執筆いたします。これまでと同様にHTMLテーブル形式で情報をまとめます。
第4位:電子戦隊デンジマン (1980年-1981年)
引用元:東映ビデオ株式会社
放送期間 | 1980年2月2日 – 1981年1月31日 |
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テーマ | 電子科学、異次元 |
敵組織 | ベーダー一族 |
電子戦隊デンジマンは、スーパー戦隊シリーズ第4作目として放送されました。3000年前にデンジ星を滅ぼしたベーダー一族が地球侵略を開始。デンジ星人の末裔である5人の若者がデンジマンに変身し、地球を守るために戦います。
デンジマンは、5人戦隊、巨大ロボ戦、敵幹部の個性など、後のスーパー戦隊シリーズの基本フォーマットを確立した作品として知られています。
異次元や電子科学といったSF要素が強調されており、独特の世界観を構築しています。
1980年代は、電子機器が急速に普及し始めた時代であり、電子技術への関心が高まっていました。本作は、そうした時代背景を反映し、電子科学をテーマに取り入れています。
第3位:バトルフィーバーJ (1979年-1980年)
引用元:東映ビデオ株式会社
放送期間 | 1979年2月3日 – 1980年1月26日 |
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テーマ | 国際色、ダンス |
敵組織 | 秘密結社エゴス |
バトルフィーバーJは、スーパー戦隊シリーズ第3作目として放送されました。世界各地のダンスをモチーフにしたアクションが特徴です。
各メンバーがそれぞれ異なる国(日本、アメリカ、ソ連、フランス、ケニア)の出身という設定で、国際色豊かな物語が展開されます。
ダンスを取り入れたアクション: 各メンバーがそれぞれの国のダンスをモチーフにしたアクションを披露し、視覚的にも楽しめる作品となっています。また、シリーズで初めて巨大ロボが登場し、巨大メカ同士の迫力あるバトルが繰り広げられます。
1970年代後半から1980年代初頭にかけて、国際交流が盛んになり、海外文化への関心が高まっていました。本作は、そうした時代背景を反映し、国際色豊かな設定を取り入れています。また、ディスコブームの影響もあり、ダンスが重要な要素として取り入れられています。
第2位:ジャッカー電撃隊 (1977年)
引用元:東映ビデオ株式会社
放送期間 | 1977年4月9日 – 12月24日 |
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テーマ | サイボーグ、犯罪組織 |
敵組織 | 犯罪組織クライム |
ジャッカー電撃隊は、スーパー戦隊シリーズ第2作目として放送されました。犯罪組織クライムに対抗するため、サイボーグ手術を受けた4人の男女がジャッカー電撃隊として戦います。途中からビッグワンという追加戦士が登場し、物語を盛り上げ、後のスーパー戦隊シリーズにおける追加戦士の先駆けとなりました。
前作のゴレンジャーに比べ、やや大人向けの作風となっており、シリアスな展開やハードなアクションが特徴です。
1970年代後半は、科学技術の発展とともに、その倫理的な問題も議論されるようになっていました。本作は、そうした時代背景を反映し、科学技術と人間の関係性をテーマの一つに取り入れています。
第1位:秘密戦隊ゴレンジャー (1975年-1977年)
引用元:東映ビデオ株式会社
放送期間 | 1975年4月5日 – 1977年3月26日 |
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テーマ | 正義、友情 |
敵組織 | 黒十字軍 |
秘密戦隊ゴレンジャーは、スーパー戦隊シリーズの原点となる作品です。世界征服を企む黒十字軍に対し、イーグルの各支部から選ばれた5人の精鋭がゴレンジャーとして立ち向かいます。
5人戦隊、カラーリング、名乗り、必殺技、巨大メカの登場など、後のスーパー戦隊シリーズに受け継がれる要素の多くは、ゴレンジャーで確立されました。
分かりやすい勧善懲悪のストーリーは、子供たちに勇気と正義の心を伝えました。また、各メンバーの個性が際立っており、子供たちの間で人気を集めました。
1970年代は、高度経済成長を経て、社会全体に閉塞感が漂っていた時代でした。ゴレンジャーの明るく正義感あふれる姿は、視聴者に希望と活力を与えました。
まとめ
今回選出したTOP10作品は、いずれも昭和の時代に制作され、当時の子供たちに大きな夢と希望を与えた作品ばかりです。
個性豊かなヒーローたち、巨大ロボットとの熱い戦い、そして仲間との絆…スーパー戦隊シリーズは、時代を超えて愛され続ける国民的ヒーロー番組です。今回紹介した作品を通して、昭和の特撮の魅力を再発見していただければ幸いです。
あなたの思い出のスーパー戦隊は何でしょうか?当時の感動を再び味わいたい方は、ぜひ見直してみてください。
feelstyle.netでは、これからも昭和の懐かしいアニメや特撮、アイドルなどの情報を発信していきますので、お楽しみに!
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